ここ数週は、地方競馬の予想が低迷しているところですが、久々の地方Jpn1で復活ののろしを上げたいところです。
はじめに、ここ10年のマイルチャンピオンシップ南部杯を振り返りたいと思います。
回数 | 優勝馬 | 前走 | 性齢 | 所属 | 走破タイム | 騎手 | 2着 | 前走 | 3着 | 前走 |
第16回 | アドマイヤドン | エルムS① | 牡4 | JRA | 1:35.4 | 安藤勝己 | コアレスハンター | サンタアニタT① | スターキングマン | 日本テレビ盃① |
第17回 | ユートピア | 北九州記念⑤ | 牡4 | JRA | 1:35.9 | 横山典弘 | アドマイヤドン | 帝王賞① | ビッグウルフ | ベルセウスS④ |
第18回 | ユートピア | 帝王賞④ | 牡5 | JRA | 1:36.7 | 安藤勝己 | シーキングザダイヤ | シンガポール航空⑦ | タイムパラドックス | ブリーダーズGC② |
第19回 | ブルーコンコルド | かしわ記念② | 牡6 | JRA | 1:36.6 | 幸英明 | ヒシアトラス | エルムS① | ジンクライシス | エルムS③ |
第20回 | ブルーコンコルド | 帝王賞② | 牡7 | JRA | 1:36.8 | 幸英明 | ワイルドワンダー | プロキオンS① | カフェオリンポス | オアシスS⑧ |
第21回 | ブルーコンコルド | かしわ記念② | 牡8 | JRA | 1:37.3 | 幸英明 | メイショウバトラー | クラスターC⑦ | ワイルドワンダー | プロキオンS② |
第22回 | エスポワールシチー | かしわ記念① | 牡4 | JRA | 1:35.4 | 佐藤哲三 | サクセスブロッケン | フェブラリーS② | メイショウバトラー | 東京盃⑨ |
第23回 | オーロマイスター | エルムS② | 牡5 | JRA | 1:34.8 | 吉田豊 | エスポワールシチー | かしわ記念① | グランシュヴァリエ | 日本テレビ盃⑧ |
第24回 | トランセンド | ドバイWC② | 牡5 | JRA | 1:34.8 | 藤田伸二 | ダノンカモン | シルクフォーチュン | ||
第25回 | エスポワールシチー | エルムS② | 牡7 | JRA | 1:35.9 | 佐藤哲三 | ダイショウジェット | 日本テレビ盃④ | アドマイヤロイヤル | プロキオンS② |
第24回開催は、東日本大震災の復興支援競走として東京競馬場で行われたため、データ分析からは割愛します。
過去10年9回の3着までを見ると、3頭の複数回優勝馬が出ていることから、まずコースとの相性が重要なファクターになっています。過去に3着以内に入った馬で今回も出走している馬は、
第22回と第25回の優勝馬(第23回2着)のエスポワールシチー
第25回2着馬のダイショウジェット
第23回3着馬のグランシュヴァリエ
第25回3着馬のアドマイヤロイヤル4頭がいます。いずれも岩手所属外の馬です。グランシュヴァリエは最近の戦績から強く推すことは出来ませんが、残す3頭は左回り成績も良いですので今回の有力候補に据えることにします。
続いてはローテーション。
エルムステークスからが[3, 1, 1]
かしわ記念からが[3, 1, 0]
帝王賞からが[2, 1, 0]
日本テレビ盃からが[0, 1, 2]
プロキオンSからが[0, 1, 2]と、直近の重賞組からも、春のG1からの直行からも実績があります。
この辺りから向かってくる馬を狙っていくのが良さそうです。
また各回の優勝馬については前走で優勝ないし2着という馬が多い傾向です。(ユートピアの帝王賞4着ってのがありますが、前年からの連覇もあるのでこれはコース適性が勝った結果でしょうか。)
さて今年の各馬のローテーションを見るとエルムステークスからの直行は無し。かしわ記念からの直行はエスポワールシチー1頭、帝王賞からの直行もホッコータルマエ1頭。日本テレビ盃からダイショウジェット1頭でプロキオンSからは優勝したアドマイヤロイヤルと2着セイクリムズンの2頭が出走しています。
エスポワールシチーは、過去2勝2着1回の前走がかしわ記念が2回とエルムSとまさに王道を歩んでの参戦で、今年もかしわ記念からの参戦と好材料が揃っています。さすがに8歳となった今年、年齢的な衰えはありそうですが、かしわ記念からしっかりと休養を取らせた臨戦過程は、この馬にとってはむしろプラス材料です。強いダート王者がいますが、この馬を本命に据えたいと思います。
かしわ記念、帝王賞を連勝し、現在の日本ダート界のチャンピオンに君臨するホッコータルマエが対応。本来、本命でもおかしくないですが、マイルの、南部杯の古豪エスポワールシチーにまだ分があるとみて2番手です。限りなく本命と対抗の差は少ないですし、ホッコータルマエには敬意もありますが、今回は2番手にします。
3番手にはアドマイヤロイヤル。なかなかなかなか重賞が勝てなかった同馬が、ようやく前走のプロキオンSで重賞制覇。左回りが滅法強いのは書く必要が無いほどに周知されていると思います。古豪と王者と比べてしまうとまだまだですが、一気に戴冠ということもあり得ると思います。
連下ですが10歳馬ダイショウジェットを据えたいと思います。昨年と同じ日本テレビ盃からの参戦。なかなか勝ちきれない競馬を続けていますが、それでも地方交流を使い続けて掲示板を今も外さないのも事実。優勝は狙えないにしても確実に掲示板を捕えているこの馬、昨年2着のこの馬が非常に不気味な存在なのです!
さらには今年のフェブラリーSを優勝したグレープブランデー、骨折の休養明けでなければ上位に据えるところですが、今回は連下にして様子を見ようと思います。
中央勢だけに人気が偏りそうで、馬券の買い方は非常に難しいです。
3連単のフォーメーションを下記の16通りに…
(8, 12, 9)→(8, 12, 9)→(12, 9, 4, 3)
王者ホッコータルマエが1番人気で、上記買い目のうち12→8→(3, 9)が10倍を切りますので、これらを少し厚めに買うことでトリガミを回避したいと思います。
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